ユーモアで差別に立ち向かってみては。。。いかが?
vanillasliceがメルボルンのとある語学学校に通っていた時のことです。ここオーストラリアに来て、差別を体験したことがあるかという話をクラスでシェアしていたんです。
あるサウジアラビア人のクラスメートの話。
彼女が電車に乗っていた時に、まあまあ混雑している車内で一人男性が座席に座り、その隣の座席に自分のバッグをドカンと置いていたそうです。それで、彼女がその男性に、「座っても良いですか?」とそのバッグの置かれている座席を指して聞いたんです。
そうしたらその男性、
「俺はオーストラリア人で、このバッグは俺のもんやからこれもオーストラリア人。
お前はオーストラリア人ちゃうから座ったらあかん!」
と。(意味わからん)
彼女は何も言い返すことができず、怖くて黙っていたそう。
私もその話を聞いて、怖かったし、私が彼女と同じ体験をしたとしたら、怖いのと悔しいので泣いてしまうかも。多分何も言い返せないと思う。
ショックを受けていると、そこでベトナム人クラスメートが一言。
「でもそのバッグは Made In China でっせ、てゆーたったら良かってん」
と。
おぉ!!(*゚▽゚*)
なんとユーモア溢れる返し!素晴らしい(((o(*゚▽゚*)o))) そういうことですよ。そういう輩をまともに相手にしてもしょうがないけど、何も言い返さないんじゃなく、ユーモア交えて言い返す。そしてあとは何も気にしない。これですよ。
夫に話したら、夫もそうすると言ってた。
日本人にはそういう癖がついてない気がするのでなかなか難しいかもしれない。そういう差別にあったことも無いという人も多いし。この国に長く住んでる人ならできるのかな。いや、やっぱりそういう経験があるかどうかの違いか。長く住んでてもそういう経験が無ければとっさに対処できないかもしれ無いし。
そういう経験が無いに越したことは無いけど、万一そういう状況に置かれた場合、こんな風に反応できたら良いなぁと思う。だって結婚してこの国に住む、海外生活が長くなる、ということは、そういうことを経験する可能性がこの先あるということですから。そろそろ平和ボケから卒業しなければ。
いつもおバカなことばかり言ってたベトナム人の彼が、その時vanillasliceにはほんの1ミリくらい眩しく見えた瞬間なのでした。
※ この差別したおっさん、ムスリムの彼女見てオーストラリア人じゃ無いって決めつけてるけど、ムスリムのオーストラリア人もいますよね〜。頭わる〜。まあどっちにしても、差別です。